新宿ダンジョン 天使との国際マッチ
某日
この日は燃えていた。
心と体のコンディションは最高。天気は晴れ。街は浮かれている。
誰に声をかけても行ける気がする。今日は何かが違う。
年に何回かこういう日があるなあ。
そんな抜群の状態で、新宿の町に降り立った。時間は夜8時。
さあやろう。
自分の心と握手をがっちり交わし、声掛け開始。
「あの、ちょっといいかい?」
「いやです」
次次!
「今日暑いですね^^」
「知らねーよブス!」
「・・・・」
さっきまでの晴れやかな心はどこへやら。
一瞬でハートブレイクした。つらい。
その後も中々いい反応をとれない。
時計を見ると、針はすでに夜の10時半を指していた。
出撃前のイメージを思い出せ。今日は何かが違うんだ。そう感じたんだ。
するとそんな気持ちが実ったのか、一人の天使が、私の前を横切った。
「hey!」
「hi^^」
いい反応だ!!
そう、目の前に横切ったのは超絶スレンダーな白人金髪美女。ヨーロッパっぽい顔立ち。顔の大きさは豆粒みたいだった。
※写真はイメージです。もうちょっと鼻高い系。
私はあまり英語を話せないので、日本語を話せるか聞いてみた。すると
「スコシダケ、ハナセマスヨ^^」
これはラッキー!ここからは英語と日本語を交えながら、辞書を駆使して会話してみた。
彼女はスイス人。日本には今回初めて来たらしい。一人で旅行中。ナルトが好き(スイスで流行っているらしい)で日本語を独学で勉強中。身長は165cmくらい。Fカップくらい。20才。
ファ!!20才!?正直24才くらいだど思ったが、外人の成長スピード早すぎだろ!最高かよ。
ところで、こんな夜の新宿でプラプラなにをしていたんだろう。
「こんな遅くになにしてたの?」
「お寿司をタベタイです。でもどこでタベルかワカラナイ」
グットタイミング!
「そんじゃあ、おれが回転寿司の作法を教えてあげるね!!」
たまたま目の前にあった回転寿司にイン
ここでも辞書を駆使しながら色々話す。
さらに、お箸の持ち方やお茶の入れ方、お寿司の選び方を教えたりしながら、ワチャワチャしていると、お互いの距離が急速に縮まっていくのがわかる。
なんだこれ楽しい。言葉も文化も違う人と心で通じ合う。辞書を使って必死で相手に伝える時間でさえ、まるでクイズを出し合っているようだ。お互いに笑い合う。
外人との、こんな瞬間がたまらなく好きだ。
そうこうしているうちに夜11時半。
そろそろアクションを起こさねば。どうする。2軒めに行くか?ホテル打診?いきなりは無理だよな。あれ?そういえば宿は近くなのかな?聞いてみるか。
「出よっか^^」
「ハイ!」
「そういえば、ホテルはこの近くなの?」
「ソウデスヨ、ここから5分くらいのところです」
これだ。
11時半なので、まだ帰りの電車があったが、終電を逃したことにしてヨネスケホテル打診してみよう。
つたない英語でそれを伝える。
「あー、そういえば、電車がなくなってしまったんだ。そして、私はもっと君と話したい。だから君のホテルでお酒でも飲まない?」
「そうですか、イイデスネ!そうしましょう!」
よし。近くのコンビニでお酒を買い、ホテルin。
ベットでお酒を飲みながら、さらに語る。恋愛の話もした。1年前から彼氏はいないらしい。フェイスブックで元カレの写真を見せて貰ったが、かなりワイルドイケメンだった。
そのまま、お互いの友達や家族の写真を見せ合ったりしてじゃれ合う。
いい雰囲気。お互い見つめ合う。ドキドキする。
言葉はいらない。無言で顔を近づける。キス。ノーグダ。
5分位キスしただろうか。
乳揉み。グダ。
「no~」
「why?」
「はずかしいです・・・」
「スイスちゃん、今回、日本に来てくれてありがとう。今日は日本で最高の思い出作るから、俺に任せて^^」
即。
日本人では体験できない、初めての経験。欧米人のおっぱいをこの時はじめて揉んだが、今までのものとは全く感触が違った。Fカップくらいだがキレイなお椀型。弾力が桁違い。ハリが良すぎて、手が弾き返される感覚。カルチャーショックだった。
外人は臭いと言われるが、スイスちゃんは運良く無臭だった。喘ぎ声も、控えめでそれはそれで興奮した。
翌朝。
出会ったばかりなのに、恋人同士が別れるような寂しさ。
その寂しさを埋めるために2人はいつもより大げさに、笑顔で他愛もない話をした。
別れのとき。
「また会おうね。」
「ぜったい会いましょう。」
スイス子ちゃんとはフェイスブックで、今でもたまにやり取りをしている。
彼女はいずれ日本で仕事を見つけて、こっちで働きたいらしい。
待ってるね!!その時まで。