それでも俺は恋をする。

それでも俺は恋をする。

苦しい恋の思い出と新たな船出を記録していきます。

初めてナンパで付き合った子との話2

前回の話↓のつづき

初めてナンパで付き合った子との話1 - それでも俺は恋をする。

 

 

あまり頻度が多くないからか、本気のアポでは、つい気合が入りすぎてしまう。

いつもどおり冷静に進めることが最適解なのは頭では分かっているのだが、やはり心は正直だ。

 

心を冷静にするために頭で押さえつける。

 

待ち合わせにて。彼女と再び会う。

やはり可愛い。待ち合わせに遅刻することもなく、礼儀も正しい。

LINEのやり取りでも感じていたことだが、やっぱり素敵な女性だ。

 

 

1件目はお気に入りの焼き鳥屋にて。

カウンター席で乾杯を交わす。

試合開始の合図。

このときには頭は冷静、こころは今の瞬間を楽しめていた。

 

パズルのピースを埋めていくように、お互いの知らないことを探っていく。

彼女に聞きたかったことをたくさん聞く。

彼女の価値観。生い立ちから現在。未来の話。

たわいもないことからディープなところの話まで、たくさん話してたくさん聞いた。

 

 

結果、彼女はやっぱり素敵だった。

 

 

言葉の端々から、彼女の性格の良さが伺える。

また、対人関係に恵まれて生きたこと。将来設計の考え方。感心することが沢山あった。

 

 

決めた。彼女と付き合いたい。

 

今回は、1回目でゴールを狙う気はなかった。

2回目のアポの日程と取り付けて、その日は解散した。

 

 

そこから 順調に連絡は途切れることはなく2回目のアポの日を迎える。

 

この日は公園デートを決行。昼公園でお酒を飲む→遊ぶ→お店という流れ。

彼女の好みに合わせて、盛り上げるためのグッズを準備。

 

自分は機転がそんなに効くタイプではないので、毎回のアポにはしっかりと準備を行う。

当日の流れ、スケジュール感など、ゴールから逆算して準備を行うことで心に余裕が出来るし、不測の事態が起きても、ミス無く対応できる。

 

そうすることで、男に必要な力の1つ「エスコート力」を表現できると思っている。

逆に応用力が無いことが弱みでもあるのだけれど。ここは経験値を増やしていくしか無い。

 

公園ではとりあえず楽しい雰囲気に徹する。将来この人といたら楽しそうと思ってもらう。そして自分も楽しむ。

 

盛り上がりきって、お腹が空いてきた。ちょうどいい時間だ。

 

我々は公園を出て、予約していた店に向かう。

ここで、先程の楽しい雰囲気からムードある雰囲気にシフトチェンジ。

男としての魅力を伝えることに徹する。

 

だんだんとムードが形成されてきた。

 

人間って、ほどよく相手の雰囲気に適合する習性があると思っている。ミラーリングみたいな感じ。

自分が楽しければ、おそらく相手も楽しんでるし、自分が緊張していれば、相手も緊張する。

 

逆に言えば、この共鳴をうまく活用出来る人は、雰囲気作りがとても上手。

その結果、自分のゴールに近づくように相手をコントロールできる。

 

今回はこの事を強く意識した。

 

気は熟したと思い、店を出る。

穴場の誰もいない道を散歩する。ここしかないか。

 

手を引っ張る。キス。

 

最初は驚いていた様子だったが、しばらくすると彼女もそれを受け入れてくれた。

ここで心は繋がったと判断。口説き

 

未来も君と一緒に居たいということ。もっと深く知っていきたいということ。

丁寧にかつ情熱的に話した。

 

どうか。

 

 

 

 

 

 

彼女がうなずいた。

 

 

 

 

 

 

この日初めてナンパで彼女が出来た。

 

 

 

 

交際がスタートした後、私のイメージと最初の印象について聞いてみた。

 

最初はかなり怪しんで警戒していたようだ。いきなり現れて会いたいと言ってくる。当たり前だ。

 

正直東京を歩いていれば、ナンパされることはかなりある。そんなものは、もちろん相手にしない。時間の無駄だから。

 

じゃあなぜ今回は会ってくれたのか。

 

1点目は最初ナンパと気づかず立ち止まって会話してしまっている中で途中でナンパだと気づいたこと。これによって会話を切る抑止力になった。

 

2点目は、いつもと違う、真剣さ、誠実さが伝わったこと。あんな真剣に会いたいという事を言ってくる人はいないとの事。伝え方の問題。

 

後日わかった事だが、LINE交換時のその場の印象だけで自分がどんな人なのか、チャラい人なのかは判断できないので、1回ご飯に行く中で少しでも怪しさ、チャラさがにじみ出たら即アウトにするところだったそうだ。

 

それから、2回目のデートで、この人は真剣だと分かったのでOKしたそうだ。女性もいろいろ考えている。

 

恋愛理論、ナンパ理論のなかには

1回目で絶対にゴールしないと!という説も結構あるけれど、自分は完全肯定できない。

 

ぜったい1回目ではシない!って決めている女性は結構いるし、それは美女であればあるほど多い印象がある。

 

もちろん1回目でゴールに持ち込まないと2回目は無いとか、とりこぼしもあるかもしれないけど、無理やりゴールをしかけても、上記のような美女をとりこぼす可能性もある。

 

そういうわけで、自分の場合は別に1回目にはこだわっていない。心の距離感が熟しているのを慎重に確認する。

 

美女からよく聞くことだが、相性とか、いろいろ理由をつけて誘ってくるのは下心がミエミエな人がほとんどだそうだ。何回も言われているだろうから、納得だ。

美人は数数多のアポで、大概の口説きセリフを経験済だ。こういうことは気をつけたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで僕らの付き合いがスタートした。

 

 

 

つづく